愛され女子の作り方

ありのままの自分=愛され女子への近道。でも、ありのままって?ダイエット、美容、健康、心理など、私なりの「ありのまま」を追究していきます。

食事制限型のダイエットをすると自分の体への不満が倍増するだけ

食事制限型のダイエットとは:

  • カロリー計算
  • 食事の量の制限
  • 食べていいもの、いけないものを区別すること
  • 食べてはいけない時間帯を指定する

もののことを指します。

ですが、このようなダイエットを行う人は

  • 自己評価の低下
  • 体型の変化(スタイルが崩れる)
  • 代謝エネルギー量の低下
  • 食べ物との関係性の悪化
  • 摂食障害の発症リスクの増加
  • 全体的な敗北感

という状態になりやすいという研究結果が出ています。

Gast, J. A., & Hawks, S. R.  "Weight loss education: The challenge of a new paradigm." Health Education and Behavior, 1998, 25, 464-473.
Hawks, S. R., & Gast, J. A.  "Weight loss education: A path lit darkly."  Health Education and Behavior. 1998, 25, 371-382.
Hawks, S. R., & Gast, J. A.  "The ethics of promoting weight loss."  Healthy Weight Journal. 2000, 14, 25-26.

研究結果だけ並べてもよくわからないと思うんで、ちょっと詳しく説明します。

 

「○○を食べてはいけない」という考えは、「○○を食べたい」という考えと同じです(「この覗き穴を覗いてはいけません」「このボタンを押してはいけません」そして「押すなよ、絶対に押すなよ!!」という張り紙やセリフや逆効果であることと同じ理屈です)。

つまり、「ポテトチップスは食べちゃいけない」という戒めは、逆に「ポテトチップスを食べたい」と自分に言い聞かせているのと同じで、結局遅かれ早かれポテトチップスを食べることになります。

 

そして、食べたら食べたで、敗北感に襲われ、ダイエットが失敗だ!もういいや!とあきらめて暴飲暴食をしてしまい、余計に体重が増えてしまう原因になります。

 

しかも、「○○をしてはいけない」「運動をしなくちゃいけない」という、義務感や戒めは精神的なストレッサーになってしまい、健康を害する結果になりやすいです(ストレスに関する記事はこちら)。

 

体重というのは、原因があって適正体重以上に増えすぎてしまうのであって、その原因を取り除かない限り適正体重にはなりません。なのに、巷で流行っているカロリー制限+消費カロリー増加というダイエットという肥満遺伝子のスイッチをONにする行為を続けてしまうと、どんどん適正体重・適正体脂肪量を超えて脂肪をため込んでしまうだけになります。

 

たとえ肥満遺伝子のスイッチがONにならなかったとしても、体脂肪減少は時間がかかります。ですが、多くのダイエッターはすぐに結果が出ることを求めます。実際、まったくダイエットをしていなかった人たちは最初の10日間で3~5kg程度はするっと落ちます。そしてそのあと体重が減らなくなったとあせり始めます。ですが、その体重減少は余分な水分が体が抜けたことによって起きているだけです。

ダイエットがうまくいかない!前みたいに痩せない!どうして!?大変!!助けて~と考えることによって、ストレスになりますし、やけになって必要以上に暴飲暴食することになります。

 

そして食事制限によってダイエットをする人は、炭水化物量も足りていないことが多く、脳への栄養が足りなくなり、正常な判断ができなくなります。きちんと痩せていたとしても「まだ全然痩せてない」「まだまだ太っている」など、異常な思考をしてしまいます。そして拒食症になってしまったり、体が生命維持をするためにあらがえない食欲をもたらしたときに「私は過食症かもしれない」と思い込んでしまったりします。

 

つまり、自分に制限を課すタイプのダイエットは決して成功せず、一生つらいダイエットを続けたり、リバウンド→ダイエットを繰り返したりと、精神衛生上よろしくない状態になりやすい

 

ということなのです。

 

「ダイエットをすればするほど、ダイエットを失敗しやすい」ということになります。そこで提唱される「ダイエットしないダイエット」も、結局のところ「~~してはいけない」「~~するべき」という義務、制限が課されていることが多いので、あまりよくないです。

 

どうしたらいいのか?

 

栄養や食事について学び、自分で取捨選択をし、どういう生き方をしたいのかを自分で決定するほうがいいのです。

例)動物の脂身はコレステロールが多い→でも、成長期にはコレステロールが必要(性ホルモンの原料になる)→10代、20代は脂身の多い肉でも食べていい。でも、30代になったら今度は中性脂肪や血中コレステロールが心配だ→じゃあ、30歳になったら脂身の少ない肉を食べたり、意識的に食物繊維を食べたりしよう。

 

でも、何を食べたらいいのかわからないという人のために「直感食」という考え方があります。その直感食とは??

次回に続く! 

 

ちなみに制限型の考えに侵されているかどうかは ここにある記事 参照