大体の人は間違って「ストレス」という単語を使い、間違った「ストレス解消」をしている

そもそも、「ストレス」ってなんでしょう？
そして、「ストレス解消法」と聞くと、どんなことを想像しますか？

今、学校や職場での人間関係、自己嫌悪、恋愛が原因の精神的ストレスが多いですか？それとも、部活、肉体労働、引っ越し、運動、けがなどが原因の肉体的ストレスが多いですか？

それぞれの解消法は、どういう風に変えていますか？

精神的なストレスは、食べる、寝る。
肉体的なストレスはマッサージを受けるなどでしょうか？

そんなあなたに質問です。
「脳は、精神的ストレスと肉体的ストレスの違いが判らない」
この命題は、嘘？本当？

答え

本当。

え、嘘でしょ！？だって、私はわかっているよ！と思うかもしれません。
ですが、実は人の「理性」というのは歴史的にとても浅いもので、理性では把握しきれない動物的・本能的部分のほうが歴史的に古いです。

そのため、現代社会のような精神的ストレス回路はまだ構築されていません。
進化の過程で長～く受けてきた肉体的ストレスの回路しかないのです。

というか、そもそもストレスはストレスでしかなく、「肉体的」も「精神的」もないのです。

ストレスは体の中の反応であって、外部の刺激はストレッサ―です。

精神的ストレス、肉体的ストレスというのは存在しません。
あくまでも刺激が精神的なものか、肉体的なものかでしかなく、体の中には一つのストレス回路しかないんです。

精神的ストレッサ―は存在しても、精神的ストレスは存在しない。これ、重要ポイントです。

つまり、受けたストレッサー（精神的なもの、肉体的なもの）によって対処法を変えてしまうのは、あまり意味がないことです。

どちらかというと、どの程度のストレスを体が感じているか、どのくらいの期間ストレッサーにさらされているのかによって対処法が変わります。

長くなるので、とりあえず今回はここまで。

次回は、「ストレス」のメカニズムについて詳しく話していきます。

愛され女子の作り方