愛され女子の作り方

ありのままの自分=愛され女子への近道。でも、ありのままって?ダイエット、美容、健康、心理など、私なりの「ありのまま」を追究していきます。

自分ではなく、メディアに対して批判的であれ

メディアによく出てくる「理想的な体型」「理想的な顔」は、実は嘘で塗り固められたものだって知っていますか?

歌手、女優、タレント、グラビアアイドル、AV女優などのプロフィール写真やグラビア写真、DVDやCDのジャケットはほぼすべて「加工」されています。

知り合いに「フォトレタッチャー」という職についている者がいますが、とても自然に芸能人や商品をレタッチしていました。
フォトレタッチャーとは、写真が世の中に出る前にデジタルソフトによって写真を修整あるいは加工し、より視覚的に美しく、そしてアピール力を増すようにする職人さんです。
女性の肌のくすみや皺を消すのは当然。男性であっても、手足を長くしてスタイルをよく見せたり、青髭を消したり、肌ムラをなくしたり、加工をすることがあります

こういう「加工」は、90年代後半から増えてきました。
今は画像編集ソフトもかなり優れているため、肉眼ではとても自然に(不自然すぎるくらい自然に)できています。太い二の腕を補足したり、ぽっちゃりして段差ができているおなかをへこませたりするのは朝飯前です。

画像編集ソフトが出てくる前でも、女性の体型は加工されていたそうです。

退職された元スタイリストさんが言うには、90年代によくやっていたのは「必殺技・ガムテープ術」(ガムテープを使って、くびれを作ったり、バストにブラパッドを張り付け谷間を作ったりと、グラビアアイドルをよりメリハリのある体にする技)。

テレビ放送やCMも加工されています。
フィルターレンズで撮影をして全体的に少しぼかしたり、光源を強くして小じわを飛ばしたり、トーンカーブをいじって明るめにしたり・・・。

そして、その人の事務所のプロフィールも、おそらくねつ造されています。
実は昔、スポーティで、アクションもできる若手女優さんとその人の所属する事務所の社長さんと会う機会がありました。
実際の身長は156センチ、体重は53キロだったのですが、プロフィール上では「158センチ、48キロ」でした。事務所の社長さんは「彼女は細身じゃない、45キロは嘘だな。48キロにしよう」と話していました。
筋肉はどうしても重くなってしまいます。健康的で、筋肉が多そうな彼女の「本当の体重」は芸能界では「重過ぎ」と思われていたのです。

 

つまり、芸能人の写真やプロフィールを見て「こういう身体、いいなぁ~」と思うことは、CGで作られたキャラクターを見て「こういう身体、いいなぁ~」と思うことです。実在しない人間の外見や数字にあこがれを抱いていることです。

●●ちゃんみたいな身体になりたい!
○○の身体が理想!
同じ身長だから、同じ体重になれば、少しは近づけるかも!!

と思ってダイエットするのは、無駄なことです。
嘘の数字や外見に惑わされているだけです。

本当のプロフィール、加工なしの写真もあるでしょう。ですが、自分のコンプレックスを刺激しないために、「メディアは嘘つき」ということを念頭に置いたほうがいいですよ。