愛され女子の作り方

ありのままの自分=愛され女子への近道。でも、ありのままって?ダイエット、美容、健康、心理など、私なりの「ありのまま」を追究していきます。

「嫌い」なものは大きくなる

私の友達に「しいたけくん(仮名)」という人がいます。
彼は、大のシイタケ嫌いです。
絶対にシイタケは食べませんし、シイタケの出汁も無理です。
そのしいたけくんが、ある日、十●茶のペットボトルを買いました。
口をつけた瞬間「うぇ!!シイタケ入っている!!」と吐き出し、涙を浮かべながら「今まで入ってなかったのに~!」と文句を言ってました。
ボトルのラベルを見ると、11番目の成分に確かに「シイタケ」と表示されていました(成分表は、多いものから少ないものの順に表示されています)。
つまり、ほとんど入っていないものに対して、しいたけくんは反応したことになります。
嫌いなものだからこそ、ほんの少しでも入っていたら全部がダメになるのです。

人間のコンプレックスも同じ

たとえば、私には「胸が大きい」というコンプレックスがありました。
電車の中で「あれ、ブラパッドつめすぎだよね」と女子中学生に揶揄されることもありましたし、見知らぬ男子高校生に囲まれて「お姉さん、おっぱいすごいですね」とからかわれたこともありましたし、飲み屋で見知らぬおじさんから「おじょーちゃん、何カップだい?」と聞かれたり、通りすがりの外国人に「いいおっぱいだね!」と言われたりしたこともありました。

胸の事で他人から何かを言われたのは、人生の中で、数えてみると20回もありません。

ですが、自分で自分の胸が嫌いなので、一年に2~3回言われるだけでも、「また言われた!」とヒステリックになりました。「どうして、いつも、みんな私の胸のことを言うんだろう」と、悲しくなりました。

「頭いいね」
「すごいね」
「~がうまいね」
という褒め言葉は、物心ついたころから数えきれないくらい言われ、そして言われたシチュエーションはいちいち覚えていません。

つまり、「嫌だな」と思うことは強烈なインパクトを残し、自分の中でどんどん大きくなってきます。「私の存在って、<嫌なこと>で占められているんだ!」と悲観的にもなります。

コンプレックスの部分がどんどん肥大化して、さらに大きく、さらにひどく見えてきます。自分のいいところは忘れるか、嫌なことに負けてしまいます。

大きくなるコンプレックス

何かの大きさ、醜さを気にしている人にとって、その部分は、
いびつで
不格好で
グロテスクなほど
大きく、醜くなっていくのです。

ですが、他人にとっては大したことではありません。それは、その人にとって「嫌なこと」ではないからです。
シイタケが好きあるいは嫌いじゃない人が十●茶を飲んでもなんとも思わない。しいたけくんのようなシイタケ嫌いは「なんてまずいものを作るんだ!」と思う。
これと同じなのです。

嫌いだから、誇張される、気になる、もっと嫌いになる、さらに気になる・・・と悪循環に陥ってしまうのです

自分のコンプレックスの対象を取り除きたければ、一番手っ取り早いのは「嫌わない」。究極的には「好きになる」ことです。

 

私も前に比べて「自分の胸が好き」と思えるようになりました。知らない人に何かを言われても、前ほど気にならなくなりましたし、胸が好きになったからこそ「自分の体がよりきれいに見える服はなんだろう」と冷静に考えられるようになれました。昔は胸を隠すために似合わない服を着てましたし、隠しきれないと嘆き悲しんでいました。服を着ることは「大変で、辛いこと」でした。今、服を着ることは「楽しいこと」になりました。

 

人生は、自分が思っているよりずっと楽しいものにできるんです。