愛され女子の作り方

ありのままの自分=愛され女子への近道。でも、ありのままって?ダイエット、美容、健康、心理など、私なりの「ありのまま」を追究していきます。

誰も教えてくれなかった、「正しい」ストレス解消方法

精神的ストレッサーも、肉体的ストレッサーも、「ストレッサーの原因」となっている事柄が過ぎ去れば、「ほっ」として、副交感神経が優位になるはずです。ですが、ストレスの原因(ストレッサー)がずっと自分の周りにあると、なかなかリラックスモードには入れません。特に精神的ストレッサーはやっかいなもので、自分自身がストレスだと感じ続けていると、それもストレッサーになってしまい、ぐるぐるとストレス反応が続いてしまいます。

ストレス反応は行き場をなくしてしまい、いらいらしたり、健康被害が出たりします。

(この記事からの来た人は、大体の人は間違って「ストレス」という単語を使い、間違った「ストレス解消」をしているから読んでいただけると分かりやすいと思います。)


では、どうやって精神的なストレッサーから発生したストレスを解消したらいいのでしょうか。

 

実は、大きく分けて3つの方法があります。

「戦うOR逃げ出す」

本能のままに行動するのなら、ストレッサーからは逃げ出すか、戦えばいいのです。恋人の暴力、息が臭くて話の長い友達、過干渉の親。。。そういった精神的ストレッサーに対しては、逃げ出すか、立ち向かうかして状況を打破すればいいことになります。

精神的ストレッサー、肉体的ストレッサー、どんなストレッサーでも、結局はストレッサーだと認識してしまうと、相手と戦うか(獲物)、逃げ出す(天敵)しかなくなります。

でも、毎回本能のままに行動するわけにはいかないのが人間のつらいところです。

「味方だと思う」

精神的ストレッサーを与えてくる人間がいるという認識、つまり「敵だ」という認識があるから、戦うための反応や逃げ出すための反応が起きます。

ということは、「これはストレッサーじゃない」「この人は敵じゃない」→「この人は私の味方だ!」と思うことで、ストレスにそもそもならないのです。

(例)お客さんがネチネチと意味の分からないクレームを言っていて、うっとおしい。
→クレームを言ってくれるだけ、ありがたい。だって、クレームがあれば、改善することもできるんだから。
→でも、やっぱり意味が分からない。言われていることはまったく心当たりがない。
→そっか、この人は私に対して「ストレス解消」しようとしているんだ。
→でも、ずっと話しているってことは、ストレス解消できてないんだな。かわいそうだな。わかる、わかるよ~。つらいんだよね。うんうん。お互い頑張ろうね。

こういう風に考えると、この人は「敵」ではなく、味方になるため、ストレスも起きません。

嫁姑も、上司と部下も、このように「相手は自分のためを思って言ってくれている(仲間)」OR「相手はほかでストレスを受けているのをうまく解消できずにいる(似た者同士の仲間)」と思うようにすれば、そもそもストレスは起きなくなります。

ウザイ、キモイ、面倒くさいという単語を封印して、「色んな人がいるよね」という気持ちで相手に敬意を払うほうがストレスにならないのです。

(これは解消と言うよりも予防ですね)

「肉体的ストレッサーをあえてかける」

逃げ出せない、戦えない、考えを変えられないときもありますよね。勉強や仕事、家族のトラブル、結婚式の準備など、人生はストレッサーでいっぱいです。
(楽しいことも、日常からかけ離れすぎるとストレッサーになります)

そういう時は、あえて「肉体的ストレッサー」を自分にかけてみるのがおすすめです。なぜなら、精神的ストレッサーのみを受けているときは、ストレス反応が出ても、まったくそれが役に立たず、行き場をなくしてしまうのだから、あえて運動をすることでストレス反応に役割を与えるのです。

たとえば上がってしまった血糖値や血圧は、運動をすればちゃんと筋肉がブドウ糖を消費し、血液を必要とするので、ちゃんと役割を得ます。それによって、むやみにストレス反応が続いてしまうことで健康を害することがなくなります。

おすすめのストレス解消運動

これまでの記事で述べたように、そもそもストレスとは「戦う」OR「逃げ出す」ための反応です。ということは、獲物や敵を倒すためORその場から逃げだすために必要な程度の・・・つまり、結構ハードな運動をすることがストレス解消につながります

  • ウェイトリフティングなどの筋トレ→敵を倒すのは、かなりの物理的な力を要するので、負荷が多めの筋トレを比較的短時間行う(1時間程度?)
  • ランニングやジョギング、関節が弱いOR体重が重い場合は15分で息が上がる早歩き→獲物を追いかけるのも、敵から逃げるのも必死です。心拍数も息も上がるくらいの強度の高い有酸素運動が有効でしょう(自分の体と要相談)
  • バタフライやクロールなど強度の強い水泳→サメから追いかけられたら平泳ぎで逃げますか?長く泳ぐことではなく、必死に泳ぐことに集中しましょう
  • ボクシングジムや格闘技系のジムに通う→サンドバッグなどを相手に実際に戦ってみましょう。
  • その他、エアロビクス、サーキットトレーニングなど、心拍数が上がる、筋肉が酷使されて40分~1時間くらいが上限の運動をする→見つけた獲物を追いかけるのは1時間くらいが上限だと思います。サーキットトレーニングのような筋トレ、有酸素運動を交互に行うものはまさに走って追いかけ、槍を突き刺して、また走って追いかけて・・・とやってきた狩りと同じスタイル!
  • 掃除→床掃除やキッチン周りの掃除など、小刻みに拭いたり、磨いたりするのはかなり負荷の高い運動です。掃除機やコロコロ、ワイパーなどに頼らず、とにかく時間も体力も使うお掃除術もいいストレス解消になります。

ちなみにのんびりとしたウォーキングや水中ウォーキング、一キロのダンベルなどは強度が弱すぎるので、ストレス反応を吸収しきれません(ストレスによって上がった心拍数や血圧、血糖値を消費するだけの負荷ではないので)。感じているストレスが強ければ強いほどハードな動きをすることがお勧めです。目安としては、15分くらい続けていると辛くなってくるけれど、それを通り過ぎると「気持ちいい」と思えるレベルです。

筋トレも、優に20回、50回できるものではなく、「ぎりぎり10回目ができるかどうか」くらいの強度の高いものがお勧めです。それを休憩をはさんで2,3セット行うほうが、50回続けて行うよりもはるかに筋肉にいいようです。

さらに、筋肉を動かすトレーニングは抗炎症作用をもたらすマイオカインを分泌させるため、健康にもいいことが分かっています。Petersen AM, Pedersen BK. "The anti-inflammatory effect of exercise." J Appl Physiol. 2005 Apr;98(4):1154-62.