愛され女子の作り方

ありのままの自分=愛され女子への近道。でも、ありのままって?ダイエット、美容、健康、心理など、私なりの「ありのまま」を追究していきます。

女子は太りやすい(それでいいじゃないか!)

小学校高学年から急激に体がぽちゃっとしてきた、あるいは中学生くらいから急に体重が増えてきた女子は多いと思います。

ですが、これは「太った」のではなく、「思春期に入った」だけなのです。

皮下脂肪は、女性ホルモンを作り出します。そして、いざと言うときの栄養の貯蔵庫になります。皮下脂肪がないと、女性ホルモンが足りず、女子の体はちゃんとした女性になれなくなります。皮下脂肪を減らすようなダイエットを思春期のうちに行うと、次のような症状が出てきます。

  • 初潮が来なくなる(8歳~9歳くらいに急激に女性ホルモンが増え、その後10歳~14歳くらいに初潮が訪れるのに、ダイエットのせいでこれが邪魔される)
  • ハゲる(女性ホルモンは毛髪の栄養素にもなります。女性ホルモンが足りないと、髪の毛がぼさぼさになったり、切れやすくなったり、下手すると脱毛症になります。また、頭皮の皮脂分泌も異常になるので、ますますハゲやすくなります)
  • 胸の形がいびつになる(胸の成長期に変なダイエットをすると、乳房が左右に離れてしまったり、左右のサイズが2カップ以上違ってしまったり、形がいびつになります)
  • 骨盤が広がらない・くびれない(女性ホルモンが分泌されるということは、すなわち子作りの準備です。女性ホルモンが足りないと、骨盤が広がらないまま、小さなお尻のままになります。くびれはウエストとヒップの差で作られますので、ヒップが小さければ自然とくびれのない寸胴体型に見えてしまいます)
  • 精神的に不安定になりやすい(女性ホルモンは、脳下垂体や扁桃体などの影響を受けたり、影響を及ぼしたりします。思春期のダイエットによって、脳のホルモン分泌が異常になってしまうこともよくあります)

 

また、思春期のダイエットは大人になってからも悪影響を及ぼします。

  • PMS(月経困難症)になりやすい(黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌のバランスがおかしくなってしまうことで、PMSになりやすくなります)。
  • 自律神経失調症になりやすい(思春期のダイエットによって脳に悪影響を及ぼし、体のバランスがとりにくくなります)
  • 子供ができにくい(思春期のダイエットで月経不順になったり、無月経になったりすると、その影響で子宮内膜が育ちにくくなり、受精卵が着床しにくくなります)
  • 出産が大変になる(思春期に骨盤が広がらなかったせいで、妊娠したときに広がる分しか骨盤が広がらないため、分娩時に苦労しやすいようです)
  • マタニティブルーになりやすい(思春期のダイエットのせいで、ホルモンバランスが崩れやすく、妊娠中や出産後に精神的に不安になりやすくなる可能性もあります)
  • 授乳できない(思春期に乳腺が発達しなかったため、母乳での育児が困難になります)
  • 骨折しやすい(女性ホルモンは骨にカルシウムを取り込む作用を持ちます。そして、カルシウムは20代後半から30歳くらいまでしか蓄えることができません。つまり、10代の時にダイエットをしてしまうと、カルシウムの貯金が全然できなくなり、将来骨粗しょう症になりやすくなります)

 

また、思春期は生物学的・脳科学的に言っても「不安定」な時期です。そして、脳科学的に言うと、18歳~20歳くらいはとても視野が狭くなり、価値観が狭くなります。

つまり、中学生や高校生のうちにいろいろな情報に左右され、変なダイエットを始めてしまうと、それを20歳まで続けてしまいやすくなります。そして、無理なダイエットを長期間行うと、そのまま過食症や拒食症になりやすくなります。

→学生時代にダイエットをする人ほど、過食症や拒食症になりやすく、体に一生残る後遺症ができやすいのです。

 

どんなにダイエットをしても、体の現状維持機能の影響で結局その人にとっての適正体重と適正体脂肪量になります。しかも、心も体も不安定な思春期のうちにダイエットをして、体を飢餓状態にすると体にとっての適正体重と適正体脂肪量を増やしてしまうこともあります。

 

一番体のコンプレックスを感じやすい女子中学生、女子高生だからこそ、太りやすいのです。ですが、それはある意味正常です。

体を少なくとも週に3回は動かす(お風呂掃除がお勧めです。壁についた水滴はカビの原因になるので、家族の中で一番最後にお風呂に入り、家族全員のタオルを使って壁や床を拭いていると、とてもいい全身運動になりますし、衛生的です)

本当に食べたい分だけ食べる(ゆっくり噛んで、おなかがいっぱいだと思ったらやめる。ストレスがたまったから食べる、とか、人に合わせて食べるといったことはしない)

この二つを心がけていれば、太りすぎることはないでしょう。多少ぽっちゃりするのは、女子として当然です