愛され女子の作り方

ありのままの自分=愛され女子への近道。でも、ありのままって?ダイエット、美容、健康、心理など、私なりの「ありのまま」を追究していきます。

体脂肪計はあてにならない

いろいろなメーカーから出ている体脂肪計。実はあれは、とても不正確な装置です。

それは体脂肪計の測定方法がそういう風にできているからです。

体脂肪は皮膚の下にあるため、どのくらいあるのか正確に測ることができません。ですが、体脂肪は「電気抵抗が高い」という性質を持っているため、電気をよく通す水分量を測れば、体脂肪量の目安になるかもしれない!とできたのが「体脂肪計」です。

 

つまり、体の水分量に基づいて、体脂肪量を推測しているのです。

ですが、体の水分量は、同じ人が測っても朝と夜とでは数パーセントの誤差があり、体が冷えているときと温まっている時でも数パーセントの誤差があり、日常的に運動をしていると慢性的に脱水状態になっており、飲酒をしたり塩分の高いものを食べたりによってむくんで増えるものです。

つまり、実際は体脂肪率が20%の人でも、条件が重なれば体脂肪計に乗った時に38%と出る可能性も、7%と出る可能性もあるのです。

 

Aさん
非常に筋肉質。おなかの肉はつまめない。ジムで筋トレを日常的に行う。プールで泳いだ後に水を飲まずに測ると、体脂肪計では「30%超え」の数値が出ます。

Bさん
運動嫌い。おなかはぷよぷよ。ビールとおつまみを大量に摂取して、飲み会で徹夜をし、パンパンにむくんで、二日酔い気味の状態でスポーツドリンクをがぶ飲みして、温かいお風呂から出てきて測ると、体脂肪率は低く出て、「痩せ」の判定が出ます。

どちらが健康かと言えば、Aさんではないでしょうか。
それなのに、Bさんのほうが「よい」値が出てしまうのです。

 

体脂肪計はあてになりません。
絶対的には正しくないからです。
相対的な基準にしかなりません。
週に1回程度、同じ条件で同じ人が測る分にはよい参考にはなるでしょう。

ですが、他人と比べるものではありませんし、人に言うことでもありません

見るからに筋肉が少ない女性が、「私、体脂肪率20%なんですよ!」という自慢をするのは、詳しい人が聞くと「運動不足でむくみがち」と言われているのと同じです。恥をかく可能性もあるので、口に出すことはお勧めしませんし、インターネットで他人に相談することでもありません。

自分なりの基準として心の中にとどめておきましょう。

また、体脂肪計にあなたを初めて乗せたエステティシャンやトレーナーさんが「体脂肪率高いですね!」とあなたを馬鹿にしたような発言をしたら、その人の事は信用しないほうがいいです。体脂肪計の仕組みをわかっていない(絶対的な基準ではないと知らない)人です。話半分にして、リラックスのために必要であれば、そこに通いましょう。

逆にその人の話がストレスになるのなら、今すぐ退会してください。

タニタんの体脂肪計は正確か

あ。メーカー名出しちゃった!(笑)
ちなみに、体脂肪計の中でも高いシェアを誇るタニタですが、あれは2重X線吸収法によってかなり正確に体の脂肪分布を測定したうえで、体脂肪計に乗った時の水の抵抗量+その人の体重などのデータと合わせて、体脂肪計でより2重X線吸収法の測定結果に近づけるための補正をしてます。つ・ま・り、単一民族(に近い)日本人が対象だからこそできる技です。

外国人を自宅の体脂肪計に乗せると、異様に高い値が出ると思いますが、それは日本人は外国人に比べて筋肉量が少なく、体重が軽くなりやすい=体重が重くなると補正がかかって体脂肪率が高いように表示されるというマジックが起きるのです。

筋肉質なイタリア系&中東系ミックスのオーストラリア人の友人を乗せてみたときに、体脂肪率が38%とか出て、「これウソだろ!」ってぶったまげました。(腹筋が見えているのに、体脂肪率38%はあり得ないです)

何が言いたかったかと言うと、体脂肪計は万能ではなく、絶対的に正しいわけじゃないってことです。